地球最後の日

 西暦2115年。

火星独立から7年後——

地球は、かつてない滅亡の危機に直面していた。


 地球崩壊の原因

環境崩壊

  • 温暖化が進み、平均気温が50℃を超える地域が発生
  • 異常気象により、洪水・干ばつ・砂嵐が頻発
  • 酸素濃度が低下し、呼吸障害が発生する地域も増加

経済破綻

  • 食料生産が崩壊し、飢餓が蔓延
  • 水資源の枯渇による戦争が各地で勃発
  • 富裕層と貧困層の格差が限界に達し、暴動が続発

小惑星衝突の危機

  • 直径5kmの小惑星**「アポカリプス」**が地球へ接近
  • 衝突すれば、人類の80%が消滅するレベルの破壊力
  • 迎撃計画は失敗し、地球政府は「火星への移住」を決定

地球からの移住申請

地球政府は火星へ通信を送り、移住者の受け入れを要請した。

「火星共和国よ、我々を救ってほしい!」
「生存者を火星へ避難させるため、200万人規模の移住計画を承認してくれ!」

しかし、湊は即答しなかった。

「待て。火星は、地球の都合のいい『避難所』じゃない。
俺たちは、自分たちの力で築いた新しい世界を守る。」

「移住者の選定基準」

湊は火星評議会を開き、「誰を受け入れるべきか」を決定することにした。

🔥 湊の方針

  • 「地位や権力」は関係なく、真面目に生きてきた人を優先する
  • 「貧しくとも努力してきた者」こそ救う
  • 「戦争や環境破壊を引き起こした支配層」は排除

👥 選定基準(優先順位)

  1. 農業・環境技術者(火星の資源を増やせる者)
  2. 医療従事者(火星での健康管理が可能な者)
  3. 技術者・エンジニア(生活インフラを支えられる者)
  4. 教育者・研究者(火星での文明を築く者)
  5. 労働者(炭鉱・建設・食料生産)

受け入れ不可

  • 旧地球政府の高官や政治家(環境崩壊の原因を作った者たち)
  • 大企業の富裕層(地位や金だけで生きてきた者)
  • 犯罪者・戦争指導者

「火星に来るのは、地球で誠実に生きてきた者だけだ。」

この決定に、地球政府は猛反発した。

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